栄養士エステティシャンの実際
栄養士といえば、食べる人が見えないところで料理をしたり、あんまり表立って仕事する職業ではない、、というイメージがあるが、
栄養士エステティシャンは違う
いわゆるキラキラ職業の仲間入りだ。
とはいえ、エステサロンの勤務なのでまずはエステティシャンとして技術を磨かなければならない。
①エステティシャンとして一人前になる
②栄養士として美容の知識をつける
③栄養指導のコースにはいって実際に栄養士エステティシャンとして活躍
と、こんな流れ。
のはずだった。
痩せるためのエステなので、インナービューティーからのアプローチとして
栄養指導がある。
この栄養指導こそがエステ業界で栄養士・管理栄養士が輝ける部分だと感じていた。
実際に私がみたのは、詐欺まがいの栄養指導。
お客様に高額の健康食品を売りつけていた。
ただ売りつけるならまだしも、ただの健康食品なのにもかかわらず
「これを飲めば生理痛が軽くなる」
「これを食べれば血液がサラサラになる」
など、薬のような効果があるかのような売り文句で。
もちろんトクホでもないいわゆるただの「健康食品」。
そんな効果はまったくもって証明されていない。
エステのコース契約とともに、この商品売り上げも個人ノルマに加算される。
ノルマはない、とは言われつつも毎週のように掲示される売上ランキング表。
ああ、これが美容業界で働くってことなんだ、と思った。
キラキラしてて自分もキレイになれて、キレイのお手伝いができて、勉強してきたことも生かせて。
そう思ってた。
でも実際はお客様の「キレイになりたい」という思いを搾取してありもしない効果があると嘘をついて、お客様を騙してお金を稼ぐ。
もちろん私が入った会社だけだと思うし、そうであってほしい。
お金を稼ぐ気持ちだけなら無になって働けたかもしれないけど、自分にもキレイになりたいって気持ちがあるからこそ
辛かった。
そして私は2019年4月に新卒で入社した会社を、約1か月もたたないうちに
退職した。
再度わたしの第2新卒としての就活がはじまった。